このような症状は
ございませんか?
- 皮膚にできもの・しこりができた
- 脂肪のかたまりのようなできものがある
- できものが少しずつ大きくなっている
- できものが目立って気になる
- できものを触ると痛い
- できものを触っても痛くはないが気になる
上記のような症状がある場合は、粉瘤や脂肪腫の可能性が考えられます。いずれもほとんどは良性ですが、放置していると次第に大きくなります。小さなうちに治療(日帰り手術)を受けることで、傷痕も小さく、目立ちにくくなります。
当院の粉瘤・脂肪腫の
日帰り手術
当院は粉瘤・脂肪種の日帰り手術が可能です
粉瘤も脂肪腫も、治療では手術が必要になります。当院では、いずれの手術も日帰りで受けていただける体制を整えております。
外科専門医・認定医が的確な手術を行います
粉瘤・脂肪腫の日帰り手術は、外科専門医・認定医が担当いたします。豊富な知識と正確な技術で、安全性・確実性の高い手術を受けていただけます。
保険適応で日帰り手術
が受けられます
粉瘤・脂肪腫の日帰り手術には、いずれも保険が適用されます。入院が不要で、日帰りということで、入院のための費用や手間もかかりません。
痛み・不安に配慮して
手術を行います
豊富な知識・正確な技術を活かし、痛みや不安を抑えた日帰り手術を実施しております。痛みについてご不安なことがあれば、遠慮なく医師にお伝えください。
粉瘤(アテローム)とは
粉瘤とは、皮膚の内側に袋状の構造物が形成され、そこに角質や皮脂がたまっていくことでできるしこりです。なぜ袋状の構造物ができるのかについては、はっきりしたことが分かっておりません。
全身のどこにでもできますが、特に首まわり・背中・顔面に発生するケースが多くなります。また、指で押すなどの刺激を与えると、中心にある小さな穴から、嫌なにおいを放つ白い内容物が出てくることがあります。
良性のできものですが、放置しているとだんだんと大きくなります。
粉瘤ができる原因と
できやすい人の特徴
なぜ、皮膚の内側に袋状の構造物ができるのかという原因については、未だはっきりしたことが分かっておりません。ただ、打撲・外傷を負った部位、ニキビ痕が残った部位に発生するケース、ウイルス性のいぼの感染をきっかけとして発生するケースなどが見られます。
また、女性よりも男性の方が発生しやすいこと、粉瘤が発生しやすい体質がある(何度も粉瘤になってしまう人がいる)ことなども分かっています。
粉瘤が臭いのはなぜ?
粉瘤からは、肉が腐ったようなにおいがすることがあります。特に粉瘤を指で圧迫したりすると、中心にある小さな穴から、白い内容物が出てきて、強くにおいます。
粉瘤が臭い原因
ではこの嫌なにおいは、なぜ起こるのでしょうか。
老廃物
粉瘤に伴う袋状の構造物には、角質や皮脂などの老廃物が溜まっています。これらが細菌などに分解される過程で、嫌なにおいが発生します。
炎症
粉瘤を潰してしまった場合など、炎症が起こることがあります。その際に発生するプロピオン酸という物質が、嫌なにおいの原因となることがあります。
粉瘤の膿を自分で出して
治せる?
ニキビがそうであるように、ついつい粉瘤を押してみたくなることがあるようです。
しかし、これで粉瘤が治るということはありません。粉瘤を指などで潰してしまうと、内容物がきれいに排出されたとしても、袋状の構造物が残っているためほぼ確実に再発します。潰してしまうと、感染や炎症の原因になることもあるため、潰さずに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてください。
粉瘤は取らないとどうなる?
悪性化する?
粉瘤は基本的に良性の腫瘍です。悪性化したという例もありますが、ごく稀です。当院では、少しでも疑わしい場合には、病理検査を行うようにしています。
また、悪性化しない場合も、放置することで粉瘤はだんだんと大きくなります。大きくなると、手術の傷痕もそれだけ目立ちやすくなります。
その他、粉瘤に細菌が侵入して感染・炎症を起こすと、痛みを伴うようになります(炎症性粉瘤)。さらにそれを潰してしまった場合には、慢性化することもあります(膿皮症)。
見た目を悪くしないためにも、慢性化させないためにも、早期治療をおすすめします。当院では、粉瘤の日帰り手術を行っておりますので、お気軽に上野会クリニックにご相談ください。
脂肪種(リポーマ)とは
脂肪腫とは、脂肪細胞の増殖によってできる良性の腫瘍です。粉瘤とよく似ていますが、炎症を起こしたり悪臭がしたりといったことはありません。また、皮膚との癒着がないという点も粉瘤とは異なります。
40~50代の方によく見られます。背中、肩、お尻などに発生しやすい傾向があります。自然に小さくなったり消失したりすることはなく、粉瘤と同様に、早めの治療(日帰り手術)をおすすめします。
脂肪腫の原因と
できやすい人の特徴
脂肪腫の原因については、未だはっきりしたことが分かっておりません。
ただし、1つだけできる場合には、糖尿病や脂質異常症の人、肥満の人に起こりやすい傾向があります。また複数の脂肪腫ができる場合には、家族性や遺伝性疾患との関連が認められます。
脂肪腫の症状と
できやすい場所
症状としては、「皮膚との癒着がないやわらかいしこり」が第一に挙げられます。通常痛みはなく、まわりの皮膚との色の違いもありません。放置しているとだんだんと大きくなり、10cmを超えるものも見られます。
全身のどこにでも発生しますが、頻度が高いのは背中、肩、お尻です。次いで、上腕、太腿などの体幹部に近い四肢によくできます。
粉瘤・脂肪腫の
検査と診断
視診・触診の上、超音波(エコー)検査を行い診断します。大きなものについては、MRI検査が必要になることもあります。
なお、粉瘤・脂肪腫ともに悪性化の可能性は低いものの、少しでも悪性が疑われる場合には、組織を採取して病理検査を行います。
粉瘤と脂肪腫の違い
粉瘤と脂肪腫は、見た目上よく似ていますが、まったく異なる腫瘍です。
鑑別方法や経過、治療について、以下のような点で違いが挙げられます。
視診
粉瘤は皮膚の浅いところに生じ、通常は中心部に小さな穴があります。この穴が黒いこともあります。また全体的に、まわりの皮膚と比べて少し暗い色をしています。
一方で脂肪腫は、皮膚の深い層にできるため、まわりの皮膚との違いはありません。また、中心に小さな穴があるということもありません。
触診
粉瘤は、触った時にやや硬さがあり、“しこり”として認められます。また強く圧迫すると、嫌なにおいのする白い内容物が出てくることがあります(悪化・炎症の原因となるため潰さないでください)。
一方の脂肪腫は、やわらかい性質を持ちます。また皮膚と癒着していないため、指で押すと二次元的に移動し、潰れることはありません。
経過
粉瘤も脂肪腫も、放置しているとだんだんと大きくなります。
粉瘤については、赤みを持って炎症を起こしたり、何かのはずみで圧迫されて内容物が飛び出してしまったりといったことも起こります。
治療
粉瘤も脂肪腫も、治療では手術が必要になります。小さいうちに手術を受けることで、手術の傷痕も目立ちにくくなります。
当院では、粉瘤・脂肪腫の日帰り手術を行っております。
粉瘤・脂肪腫の日帰り手術
1診察・診断
問診の上、視診・触診、超音波(エコー)検査などを行い、診断します。
手術についての説明にご理解・ご納得いただければ、手術へと進みます。
2麻酔
注射による局所麻酔をかけます。
極細の針を使うなどして、できる限り麻酔注射の痛みを抑えます。
3手術開始
粉瘤(袋状の構造物)、脂肪腫を摘出する手術を行います。
悪性の疑いがある場合には、組織を採取して病理検査を行います。
4縫合
縫合し、手術は終了です。
なお手術時間は、大きさ・個数にもよりますが、10~30分程度です。
5アフターフォロー
ガーゼなどで患部を保護し、お帰りいただけます。
気になることがあればお気軽にご連絡ください。
粉瘤・脂肪腫の手術後の
過ごし方と注意点
- 手術翌日くらいまで、多少の痛みが残ることがあります。痛み止めを処方いたしますので、我慢せずお飲みください。
- シャワーや手術の翌日から、入浴は手術の1週間後から再開が可能です。
- 手術の翌日くらいまで、飲酒・激しい運動は避けてください。
- 1~2週間後に、抜糸のためにご来院いただきます。
粉瘤・脂肪腫の
日帰り手術費用
粉瘤の手術費用
部位 | 費用 |
---|---|
露出部の2cm未満の粉瘤 | ●●円 |
露出部の2~4cmの粉瘤 | ●●円 |
露出部の4㎝以上の粉瘤 | ●●円 |
露出部以外の3cm未満の粉瘤 | ●●円 |
露出部以外の3~6cmの粉瘤 | ●●円 |
露出部以外の6㎝以上の粉瘤 | ●●円 |
※価格は保険適用で3割負担の場合です。
※手術のみの費用です。別途、初診料・再診料・処方料・薬剤料などが必要です。
※診療報酬の改定により、費用が変更されることがあります。
脂肪腫の手術費用
部位 | 費用 |
---|---|
露出部の2cm未満の脂肪種 | 手術代●●円+病理検査代●●円 計:●●円露出部の2cm以上の脂肪種 |
露出部の2cm以上の脂肪種 | 手術代●●円+病理検査代●●円 計:●●円 |
露出部以外の3cm未満の脂肪種 | 手術代●●円+病理検査代●●円 計:●●円 |
露出部以外の3cm以上の脂肪種 | 手術代●●円+病理検査代●●円 計:●●円 |
※価格は保険適用で3割負担の場合です。
※手術のみの費用です。別途、初診料・再診料・処方料・薬剤料などが必要です。
※診療報酬の改定により、費用が変更されることがあります。