膣ハイフ(HIFU)とは
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)とは、高密度焦点式超音波の略称であり、この技術は特定の肌深層に高濃度の超音波を集中的に照射するものです。皮膚表面を傷つけることなく、強力な熱エネルギーを送り込むことができます。この熱エネルギーによって刺激された組織は、傷の治癒プロセスを活用してコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されます。その結果、リフトアップ効果や肌の引き締め、ハリと輝きの向上などが得られるのです。
さらに、HIFUはほとんどダウンタイムがなく、安全性も高い特長を持っています。施術後の肌の状態によりますが、一般的には施術直後からメイクを施すことが可能です。
膣へのハイフ
「ヨニハイフリニア
(yoni HIFU Linear)」
ヨニハイフリニアは、肌質改善や顔のリフトアップに利用されていたHIFU技術を膣壁に特殊なハンドピースを用いて照射することで、膣壁の引き締め効果、質改善が期待できる治療法です。当院ではヨニハイフリニアを導入しており、レーザー治療や手術治療と比較して、膣粘膜にダメージを与えずに、3.0〜4.5mmの深い層に絞って熱を加えることができます。また、複数の照射ラインによって線で照射することで、一度の治療で即座に引き締め効果が期待できます。自動照射ができるため、どの施術者が担当しても同等の効果がもたらされ、一般的なハイフの3倍以上の面積に照射できるのも特長です。
深さが違う2タイプのカートリッジを用いることで、膣の最深部~膣開口部に至るまで、尿道周囲も込みで360°全周に照射できます。
膣ハイフはこのような
お悩みの方におすすめ
- 性交痛を治したい方
- 膣のゆるみを治したい方
- 尿漏れを治したい方
- 入浴中に膣内にお湯が入ってしまう方
- 膣が乾燥してしまう方
- 切開や注射といった施術が不安な方
- 出産をしたことがある方
(特に、分娩時間が長かった方、大きな子供を産んだ方など)
膣のゆるみや
尿漏れが改善?
膣ハイフの効果
膣萎縮の改善
加齢によってエストロゲンの分泌が減り、膣壁が薄くなって傷つきやすくなることを膣萎縮と呼び、以下のような問題が起こります。
- 膣内が乾燥してかゆみや性交痛が生じる。
- 膣粘膜のコラーゲン繊維が減って膣上皮が平坦化・菲薄することで、性交痛が悪化する。
- 膣内を酸性に維持する力が弱まり、雑菌が繁殖して嫌な臭いや膣炎が起こる。
膣ハイフによって膣壁のコラーゲン繊維を増やしやすくなるため、膣壁の弾力が増し、性交痛や乾燥が解消される可能性があります。
膣の引き締め効果
加齢によってコラーゲンが減ると、膣壁の菲薄化や弾力低下によって、出産の際に骨盤底筋に負担がかかったりゆるんだりことで、膣もゆるんでしまいます。
また、若い女性でも、睡眠不足、ストレス、食生活の乱れ、過度なダイエットによってホルモンバランスが乱れ、エストロゲンの減少や月経不順によって膣粘膜が弱体化することもあります。
膣ハイフによって粘膜下層~筋層に熱を加えることで筋層を収縮させ、膣壁の引き締め効果が期待できます。
尿漏れ・頻尿の改善
加齢や出産による筋肉のゆるみが原因となり、頭側の子宮が膣側に落ちてくることがあります(子宮下垂)。
子宮下垂そのものに大きな心配は要りませんが、女性の骨盤内臓器は靭帯で繋がっているため、子宮が下がることで、子宮膀胱靭帯で繋がっている膀胱も下がり、結果として頻尿や尿漏れが起こりやすくなります。
膣ハイフによって筋層を引き締めると、膀胱や子宮が正常な位置に戻り、頻尿や尿漏れを解消できる可能性があります。
ヨニハイフリニア
(YONI HIFU LINEAR)と
他の施術比較
筋層の深さ(3〜4.5mm)まで熱エネルギーを加えられるのは、ハイフのみです。
また、熱を加える場所の温度や熱を加えるやり方にも違いがあります。
より深い場所に熱を与えることで、膣の緩み、お湯漏れ、尿漏れなどの症状の解消が期待できます。
※以下の表は横スクロールできます。
施術名 | 原理 | 熱を与える深さ | 効果 | 特徴 | 比較 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ゆるみ | 性交痛 | 尿もれ | |||||
ヨニハイフリニア (yoni HIFU linear) |
超音波(HIFU) | 1.5mm 3.0mm 4.5mm |
◎ | 〇 | ◎ | 広い範囲で線状に熱を与えることで、照射面積と施術効果は一般的なハイフの3倍にもなります。た、オート施術によって、時間をかけずに安全な施術ができます。 | |
ウルトラヴェラ (ヴィーナスハイフ) |
◎ | 〇 | ◎ |
|
|||
インティマレーザー | ロングパルスルビウムグレーザー | 1~mm | 〇 | 〇 | 〇 | 50~53℃の熱だまりを作ることで、広い範囲を施術できます。また、黒ずみの解消も期待できます。 | 照射できるのは皮下組織の深さまでとなります。また、施術後に出血や腫れが起こる恐れがあり、施術メニューによっては麻酔を行います。 |
ビビーブ・サーミVA | 高周波 | 1mm | 〇 | ✕ | 〇 | 高周波で膣壁を40〜45℃で照射することで、コラーゲン産生が促進されます。治療費用はそこまで高額ではありません。 | 照射できるのは表皮の深さまでとなります。低温で痛みは伴いませんが、ハイフよりも治療効果は低いとされています。 |
モナリザタッチ | CO2ラクショナル レーザー | 1mm | △ | 〇 | △ | 炭酸ガスレーザーを照射することで、治療部位のコラーゲン生成が促進されます。ゆみ、におい、性交痛、膣の乾燥などの解消が期待できます。 | 照射できるのは表皮の深さまでとなります。また、尿漏れの解消や膣の引き締め効果はほとんどありません。 |
膣ハイフの流れ
1診察
女性専門スタッフがカウンセリングと診察を担当します。
2準備
治療の詳細や注意事項などをご説明し、同意書の記入をお願いいたします。
3膣圧測定
MiZ CURE(ミズキュア) で膣圧を測ります。
測定は約10分で終わります。
4施術
専用のゼリーを用いてハンドピースを膣内に入れて照射します。
施術は約30分で終わります。
基本的に麻酔は不要ですが、ご希望の方には表面麻酔もできます。
5ケア
医療機関限定のデリケートゾーンケアジェルをプレゼントいたします。
膣ハイフの副作用とリスク
- 食事に注意点はありませんが、当日はお酒を飲まないようにしてください。
- 施術後よりシャワーはできますが、入浴は翌日からとしてください。
- 当日は汗をかく激しい運動をお控えください。
- 施術後3日間はタンポンの挿入、性交はお控えください。
- 性器のヒリヒリ感・違和感、照射中の温熱感、軽い腫れ、生理痛に似た下腹部痛、分泌物の増加などの副作用が起こりますが、いずれも一時的なものですのでご安心ください。
膣ハイフが受けられない方
- 生理中の方
- 施術箇所に子宮内避妊用具、シリコン、金属、ヒアルロン酸など何かしらのものが埋め込まれている方
※ミレーナ(子宮内避妊器具)を装着している方は施術できます。 - 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方
※出産後は6ヶ月程度経ってから施術を受けることを推奨します。 - 治療部位に傷、びらん、性器ヘルペス、治療していない皮膚炎がある方
- ステロイド治療を長期間受けている方
- 骨盤内感染、子宮関連の疾患、膣内出血が起こっている方
- 重度の膣炎が起こっている方
- 婦人科検診で異常が見つかった方
顔のハイフは
このようなお悩みの方
におすすめ
- ほうれい線が気になる方
- フェイスラインのもたつきが気になる方
- 目元や目尻のたるみが気になる方
- 二重アゴをすっきりさせたい方
- 額のしわをなくしたい方
- なるべく痛みは少なくリフトアップしたい方
顔ハイフの効果
顔へのハイフ
ハイフ(HIFU)は、主に小顔治療やリフトアップを目的とした美容整形方法です。施術では専用の美容マシンを用いて、肌に高密度の超音波を照射します。この超音波は熱作用を引き起こし、脂肪を溶かしたり、顔の筋肉を凝固させたりして悩みを解消します。
ハイフの特長は、皮膚を傷つけることなく超音波を用いた施術が行えることです。そのため、傷跡を気にされる方でも安心して受けることができます。HIFUは肌の内側から熱を加え、表面の皮膚を傷つけることなく引き締め効果を実現します。
超音波エネルギーを照射することで、肌を引き締めると同時にコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。このメカニズムにより、顔のリフトアップと肌質の改善を同時に実現することができます。HIFUは熱エネルギーを的確に届け、短期間で効果を実感する革新的な美容治療法と言えます。
リフトアップ効果
ハイフは、年齢とともに気になる顔のたるみにも効果がある方法とされています。
顔のたるみは年齢と共に、皮膚のたるみや筋力の低下によって引き起こされます。特に、顔の筋肉であるSMAS層が年齢とともにたるむことで、単純に皮膚や脂肪を引き上げるだけでは本質的な改善が難しくなります。しかし、ハイフの超音波は皮膚の奥深くにあるSMAS層まで到達し、熱を作り出すことでたるんだSMAS層を引き上げ、たるみの根本的な原因にアプローチすることが可能です。これにより、リフトアップ効果を実感することができます。
小顔効果
「HIFUは、顔のたるみや脂肪にアプローチする革新的な方法です。顔のたるみの原因は、加齢による皮膚や筋肉の劣化です。HIFUは、SMAS層と呼ばれる深部の組織を熱エネルギーで引き締め、肌内部からリフトアップ効果をもたらします。
また、顔の大きさが脂肪によって気になる方にもHIFUは効果的です。超音波が脂肪層に働きかけて脂肪を減少させ、顔の輪郭を引き締めます。部分的な施術も可能で、例えば二重顎や頬の脂肪にアプローチすることで小顔効果を実現します。
HIFUは、顔のたるみや脂肪に対する新しい解決策として注目されており、リフトアップと小顔効果を同時に実現する画期的な方法と言えます。
肌質の改善効果
肌の真皮層へのハイフ超音波の照射は、肌質の向上にも効果があります。
真皮層は、コラーゲンやエラスチンといった美容成分を生成する場所です。ハイフ超音波は真皮層に向けて照射され、コラーゲンやエラスチンの生成を刺激します。
これらの美容成分は元々肌に存在しますが、年齢とともに減少してしまいます。コラーゲンやエラスチンは、肌に弾力とハリをもたらす重要な成分です。減少すると肌はたるみやしわになりがちです。ハイフの照射によってコラーゲンやエラスチンの生成が活性化されることで、肌にハリや弾力が増し、しわやたるみの改善が期待できるのです。
ハイフの効果は
いつからいつまで?
ハイフの効果の実感には個人差があり、施術直後から効果を感じる方もいれば、数日後に変化を実感することもあります。
一般的には、ハイフの効果は施術後から1か月がピークとされています。施術直後から1カ月ほどかけて、徐々に効果が現れていく傾向です。
ハイフの効果は、おおよそ半年から1年ほど持続すると言われています。ただし、永久的なものではないため、効果を持続させるためには定期的な施術が必要です。効果は半年から1年を経過しても急激に失われることはありません。施術後1カ月のピークを過ぎてから徐々に効果が薄れていくのが一般的です。効果が薄れたと感じた際には、再度カウンセリングを受け、医師に相談して施術を検討しましょう。
顔ハイフの流れ
1診察
患者様のお悩みをお伺いします。
目元のたるみ改善やリフトアップなど、個々のご希望を確認し、一緒に治療プランを決定します。
2施術
ご希望に合わせて、治療を行います。
治療中の痛みが不安な方は、事前に医師にご相談ください。
ご希望で表面麻酔が可能です。
3ケア
治療後、3〜6ヶ月ごとに受診をお考えいただくことをお勧めします。
治療によってかさぶたができることがありますが、時間が経つにつれて改善されます。
顔ハイフの副作用とリスク
- 赤み
- 腫れ
- カサブタ
- むくみ
- 内出血
ハイフの施術後にはほとんどダウンタイムや副作用はありませんが、稀に赤みやむくみなどの副作用が現れることがあります。これらの症状は一般的に一時的で、時間が経つにつれて改善されることが多いです。
もし副作用の症状が著しく現れたり、長引く場合には、クリニックにご相談いただくことをおすすめします。
ハイフが受けられない・受けない方が
ハイフの症例
ハイフ 3回
年代・性別 | 30代 女性 |
---|---|
施術の説明 | ハイフ 3回 |
副作用・リスク | 赤み、腫れ、内出血、むくみ、カサブタ |
費用 | 初回 29,800円(税込) |
ハイフ+RF
年代・性別 | 50代 女性 |
---|---|
施術の説明 | ハイフ+RF 2回 |
副作用・リスク | 痛み、赤み、腫れ、内出血、むくみ、カサブタ、 かゆみ、火傷、色素沈着、白斑、肝斑増悪 |
費用 | 初回 29,800円(税込) |
ハイフ+RF 1回、RF 1回
年代・性別 | 40代 女性 |
---|---|
施術の説明 | ハイフ+RF 1回、RF 1回 |
副作用・リスク | 痛み、赤み、腫れ、内出血、むくみ、カサブタ、 かゆみ、火傷、色素沈着、白斑、肝斑増悪 |
費用 | 初回 29,800円(税込) |
ハイフの料金一覧
※初回のみ別途 初診料(2.200円)が必要となります。
※全て税込み価格です
膣ハイフ
腟ハイフ(yoniHIFU) | 1回 | 「膣ハイフ」1周年キャンペーン 29,800円 |
---|---|---|
腟ハイフ(yoniHIFU)モニター価格 | 1回 | 59,800円 |
膣圧測定(MiZ CURE) | 1回 | 3,000円 |
モニターキャンペーン実施中
通常110,000円→
モニター価格59,800円
特典1:膣圧測定付き!
通常3,000円
特典2:ケア用品付き!
通常3,300円
詳しくは当院までお問い合わせください。
顔ハイフ
顔ハイフ | |
---|---|
1回 | 29,800円 |
膣ハイフについてよくあるご質問
膣ハイフ(yoni HIFU Linear) は何回目で効果が実感できますか?
ハイフを照射してから3週間~1年程度経ってから効果が明確に発現し、約1年にわたって効果が続くとされています。一度の照射でも効果を感じることができますが、出産回数、年齢、膣圧などによって効果は人それぞれです。
膣ハイフ(yoni HIFU Linear)の効果はどのくらい継続しますか?
膣ハイフは、概ね照射してから1年程度効果が続くとされています。
2回目以降の照射は1年おきに受けることで、効果が続きやすくなります。
膣のゆるみに悩んでいる方、膣が引き締まった状態を保ちたい方は、3ヶ月後・6ヶ月後に追加で照射を受けると良いです。
膣ハイフ(yoni HIFU Linear)施術中に痛みはありますか?
痛みの程度は人それぞれです。痛みではなく、圧迫感、ヒリヒリ感、違和感が起こることもありますが、いずれも一過性のものです。
メスによる切開や注射の必要がないため、痛み、施術後のひきつれ、腫れなどが起こることなく、負担が少ない施術が可能です。
また、施術で使うハンドピースは、産婦人科の超音波検査で用いるプローブと同様の細い形状ですので、挿入の際に痛みが起こる心配もありません。
膣ハイフ(yoni HIFU Linear)後のダウンタイムや注意点は?
膣ハイフ治療では、膣表面の細胞にダメージを与える心配はなく、粘膜下層~筋層のみに絞って働きかけるため、ダウンタイムが起こることも稀です。
当日からシャワーが可能で、3日後からは性行為も問題ありません。
なお、激しい腫れが起こるリスクが高まるため、当日の運動、入浴、飲酒はお控えください。
膣ハイフの安全性は?
ハイフは「高密度焦点式超音波治療法」のことであり、子宮がん、肝臓がん、乳がんの治療など、医療でも用いられるくらい安全性が高い機器です。
コラーゲン生成に最適な60~70°Cの凝固点を作り、深部の筋層に働きかけることで、表層にはダメージを与えずに、組織の弾力向上や引き締め効果が期待できます。
膣ハイフで癌になる可能性はありますか?
過去に、ハイフと同様の効果が期待できるウルセラ治療で舌がんになるという噂が出回ったことがあり、ハイフも同じくリスクがあるのではと心配される方が増えました。しかし、たくさんの医療機関でハイフを使用していますが、ハイフの使用が原因でがんになったという話は聞いたことがありませんのでご安心ください。