喉のつかえ・違和感で
お悩みの方へ
このようなお悩み
ありませんか?
- 食事中、食べ物が喉に引っかかる感じがある
- 食事中以外も喉のつかえを感じる
- 喉に何かが貼りついている感じがする
- みぞおちや胃の痛み
- げっぷをすると、胃の内容物がせり上がる感じがある
- 口の中や喉が酸っぱい感じがする
- 胸の違和感、圧迫感
喉の粘膜が腫れるなどしても、多少の違和感が生じます。すぐに軽快するようであればあまり心配はありませんが、喉のつかえ・違和感が長く続く場合には、何らかの疾患を疑う必要があります。
喉のつかえの原因は
ストレス?
どんな病気が考えられる?
喉のつかえの主な原因は、喫煙です。タバコに含まれる有害物質が、声帯・気管の炎症を誘発するのです。喫煙をしている方には、口腔・咽頭がん・喉頭がん、肺がんをはじめとする疾患のリスクを下げるためにも、禁煙を強くおすすめします。禁煙が難しいという方には、医療機関で行われる禁煙外来の受診をおすすめします。 その他、ストレスや睡眠不足による免疫力の低下、逆流性食道炎、カンジダ性食道炎、ポリープ・がんなども、喉のつかえの原因となることがあります。
考えられる病気
逆流性食道炎
腹圧の上昇、下部食道括約筋の緩みなどによって胃酸が逆流し、食道で炎症が起こる病気です。
その他、猫背などの不良姿勢、暴飲暴食、肥満なども逆流性食道炎のリスクとなります。
喉のつかえ以外にも、げっぷ、みぞおちの痛み、胸やけなどの症状を伴います。
カンジダ性食道炎
カンジダは常在菌であり、普段は大人しくしていますが、疲労、睡眠不足、ストレスなどによって免疫力が低下すると活発化し、喉の炎症を起こす原因になります。
症状としては、喉や胸のつかえ・痛み、食べ物が詰まる感じ、胸やけなどが挙げられます。また、食道の壁に白い苔のようなものが付着しているのが内視鏡で確認できます。
治療では、抗菌薬を使用します。
咽喉頭異常感症
「咽喉頭異常感症喉」とは、喉まわりのつかえ、違和、不快感を伴う病態です。喉がしみる・締め付けられる感じがしたり、イガイガしたりといった症状も見られます。
一方で喉には炎症が認められず、逆流性食道炎や咽喉頭アレルギーなどのリスクが重なって発現するものと考えられています。
ポリープ・がん
咽頭がん・喉頭がん・食道がん、あるいは喉やその付近にできるポリープによって、喉のつかえ感が生じることがあります。
食べ物を飲み込む時に引っかかる感じ、胸の違和感、嗄声などの症状を伴うこともあります。
風邪
主にウイルスへの感染を原因として起こる急性上気道炎です。
喉のつかえや痛み、咳、発熱、鼻水、鼻詰まり、筋肉痛・関節痛などの症状が見られます。
咽頭炎・喉頭炎・扁桃炎
ウイルスや細菌が咽頭・喉頭・扁桃に感染して起こる炎症です。
発熱や頭痛、倦怠感などの症状が見られることもあります。
喉がつかえている場合の
検査・診断
問診の上、喉を観察し、診断します。 また当院の場合は、胃カメラ(内視鏡)検査を行うことも可能です。経鼻内視鏡や鎮静剤を用いた、苦痛の少ない胃カメラ(内視鏡)検査をご用意しておりますので、ご安心ください。高解像度の画像をもとに、正確に診断いたします。
喉のつかえや違和感、
何科に相談したらいい?
風邪症状がある場合
喉のつかえや痛み、咳、発熱、鼻水、鼻詰まり、筋肉痛・関節痛などの症状が認められ、風邪が疑われる場合には、内科または耳鼻咽喉科を受診しましょう。インフルエンザやコロナの場合も対応してもらえます。
胸焼け・胃もたれ・
吐き気などの場合
喉のつかえに加え、胸やけや胃もたれ、吐き気が認められる場合には、消化器内科を受診することをおすすめします。内科でも診療してもらえますが、胃カメラ(内視鏡)検査に対応している消化器内科の方が安心です。
息苦しい・咳や痰が出る
などの場合
喉のつかえに加え、息苦しさや咳、痰が出るといった場合には、呼吸器内科や耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。
呼吸器疾患や咽喉頭異常感症などを疑います。
声が出にくい・
声がかすれているなどの場合
喉のつかえに加え、声が出にくい、声がかすれている(嗄声)という場合には、内科や消化器内科、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
場合によっては、胃カメラ(内視鏡)検査が必要になります。
体重が増えている・
首が膨らんでいるなどの場合
喉のつかえに加え、体重増加、首のふくらみ(しこり)、あるいはむくみや皮膚の乾燥などが見られる場合には、甲状腺疾患(橋本病など)が疑われます。内科や内分泌内科を受診しましょう。