当院ではヨニハイフリニア(yoni HIFU Linear)を使用しています

膣ハイフ
これまで顔のリフトアップや肌質改善に使用されてきたHIFUを、特殊なハンドピースを使用し膣壁へ照射することで膣壁の質改善、引き締め効果を狙った治療法です。
膣ハイフでは膣粘膜から3.0~4.5mm深い層をターゲットとして熱を与えるため、手術治療やレーザー治療のように膣粘膜を傷つけることなく施術が可能です。
関西初上陸!!次世代型最新ハイフ機器 ヨニハイフリニア(yoni HIFU Linear)
当院ではヨニハイフリニア(yoni HIFU Linear)を使用しています。
ヨニハイフでは照射ラインを増やし、点ではなく線で照射するため、一回の治療で実感できるタイトニング効果が格段に違います。さらに焦点(反射または屈折した光線が集まる一点)の長径が3mmと、通常ハイフの3倍以上の面積の照射が可能となっています。

線で隙間なく照射でき、通常の3倍以上の面積の照射が可能なのは、いまのところ膣ハイフでは『yoni HIFU Linear 』のみです。
従来のマシンよりも少ない治療回数と短時間の治療で効果を実感できるのが特徴です。
yoniHIFU linearは、東北大学・エンジニア・クリニックの3タッグで開発された、最新の技術と経験・知識を兼ね備える次世代ハイフです。
膣ハイフの治療効果について
膣ハイフ治療には次の3つの効果が期待できます。
●膣萎縮の改善
膣萎縮とは年齢を重ねることで女性ホルモンのエストロゲン量が減少し、膣の壁が薄くなり傷つきやすくなった状態です。膣萎縮が生じると、
- 膣内の乾燥が生じることで性交痛や痒みが起きる。
- 膣内を酸性に保つ力が低下し、雑菌の繁殖による膣炎や臭いの発生が生じる。
- 膣粘膜のコラーゲン繊維が減少し膣上皮が菲薄・平坦化、それによる性交痛が増悪する。
といったトラブルが発生します。
膣ハイフは治療によって膣壁のコラーゲン繊維の増生を促すことができるため、膣壁をふっくらした状態に戻すことで乾燥の改善や性交痛の改善が期待できます。
●膣の引き締め効果
加齢によるコラーゲンの減少によって、膣壁の弾力が低下したり菲薄化(ひだが薄く硬く変化すること)や、出産によって骨盤底筋のゆるみや負担が生じ、膣のゆるみへとつながります。
また、20~30代前半の若い女性でもストレスや睡眠不足、過度なダイエット、不規則な食生活などを自覚している方は要注意。
ホルモンの乱れから月経不順やエストロゲンの分泌量低下が起こり、若くして膣粘膜の衰えを感じるケースもあります。
膣ハイフによって粘膜下層~筋層に発生した熱は筋層の収縮を起こし、それによって膣壁がギュッと引き締まった状態に変化します。
また粘膜層においてもコラーゲン繊維が増生するため、膣壁が肥厚し弾力がアップします。
これらの相乗効果で膣縮小効果が得られるため、性交時の痛みの緩和や感度の改善、お湯漏れの改善が期待できます。

●尿漏れ・頻尿の改善
膣壁も筋肉によって形を保っています。年齢を重ねることや、出産に伴ってその筋肉にゆるみが生じると、頭側に位置する子宮が膣側に落ちてきてしまいます。これを子宮下垂といいます。
子宮下垂自体は問題にはなりませんが、女性の骨盤内臓器は靭帯(じんたい)によってつながっており、子宮が下垂すると子宮膀胱靭帯でつながった膀胱も下垂してきます。
これが尿漏れや頻尿の原因の一つになるとされています。
膣ハイフによって筋層の引き締めを行うことで、子宮と膀胱を正しい位置へ戻すことができるため、これら尿漏れや頻尿の改善が期待できます。
特に出産を経験した女性では軽い症状であれば40%以上の方に現れるといわれ、決して珍しいものではないので、思い当たる方は当院医師、専門スタッフへご相談ください。

ヨニハイフリニア(yoni HIFU Linear)と他の施術比較
エネルギーが筋層の深さ(3mm、4.5mm)まで届くのはハイフだけです。
さらに熱を与える方法とターゲットエリアの温度も異なります。
より深くまで刺激することで尿漏れ、お湯漏れ、膣のゆるみなどの症状の改善に、より効果的です。
施術名 | 原理 | 熱を与える深さ | 効果 | 特徴 | 比較 (ハイフとの違いなど) |
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---|---|---|---|---|---|---|---|
ゆるみ | 性交痛 | 尿もれ | |||||
ヨニハイフリニア (yoni HIFU linear) |
超音波 (HIFU) |
1.5mm 3.0mm 4.5mm |
◎ | 〇 | ◎ | ![]() |
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ウルトラヴェラ (ヴィーナスハイフ) |
◎ | 〇 | ◎ | ![]() |
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インティマレーザー | ロングパルス エルビウム ヤグレーザー |
1~3mm | 〇 | 〇 | 〇 | 50~53℃の熱だまりを作り、広範囲の施術が可能。 黒ずみの改善。 |
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ビビーブ・サーミVA | 高周波 | 1mm | 〇 | ✕ | 〇 | 高周波で膣壁を40~45℃で照射し、コラーゲン産生を促す。 比較的リーズナブル。 |
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モナリザタッチ | CO2 フラクショナル レーザー |
1mm | △ | 〇 | △ | 炭酸ガスレーザーを照射し治療部位のコラーゲン生成を促す。 におい、かゆみ、膣の乾燥、性交痛の改善。 |
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膣ハイフがおすすめの方
- 膣のゆるみが気になる方
- 性交痛があり改善したい方
- 膣の乾燥が気になる方
- 尿漏れを起こしてしまう方
- 入浴中、お湯が膣内に入ってしまう方
- 出産を経験している方(特に児が大きかった場合や分娩時間が長かった方など)
- 注射や切開などの施術に抵抗がある方
施術について
レーザーよりも深い層、筋層までアプローチでき、さらに深さの異なる2種類のカートリッジを使用することで、膣の最深部から膣開口部まで尿道周囲も含めた360°全周に照射可能です!
施術部位 | 膣内 |
---|---|
施術時間 | 30分程度 ※膣圧測定される場合は40分程度 |
麻醉 | 必要なし。(希望があれば表面麻酔可能です) |
ダウンタイム | 施術後3日間は性交やタンポンの挿入は避けてください。 |
お風呂 | シャワー可。入浴は翌日より可です。 |
運動 | 当日は汗をかくハードなスポーツは避けてください。 |
食事 | 食事制限は特にありませんが、当日は飲酒を避けてください。 |
膣ハイフの副作用・起こり得るリスク
多くの方が現れる可能性がある副作用は、照射中の温熱感、性器の違和感やヒリヒリ感、分泌物の増加、軽い腫れ、生理痛のような下腹部痛などですが、いずれも一過性のもので長くは続きません。
禁忌(膣ハイフが受けられない方)
- 生理中の方
- 妊娠している方または妊娠の可能性のある方
※出産後は約6カ月を過ぎてから受けることをおすすめしています。 - 施術箇所に金属、シリコン、ヒアルロン酸、子宮内避妊用具など何かを埋め込まれている方
※ミレーナ(子宮内避妊器具)装着の方は施術可能です。 - 治療部位にびらん、傷、未治療の皮膚炎、性器ヘルペスがある方
- 膣炎の症状が重症の方
- 長期に渡ってステロイド治療をされている方
- 子宮関連の病気、骨盤内感染や膣内に出血のある方
- 婦人科検診で異常を指摘された方
施術の流れ
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1診察 女性専門スタッフによるカウンセリング・医師の診察
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2準備 治療内容、注意点等の説明後、同意書にサインを頂きます
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3膣圧測定 MiZ CURE(ミズキュア) による膣圧測定
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4施術 専用のゼリーを使用しハンドピースを挿入して照射します
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5ケア 医療機関限定デリケートゾーンケアジェルをプレゼント!

膣ハイフについてよくあるご質問
- 膣ハイフ(yoni HIFU Linear) は何回で効果が出ますか?
- ハイフ照射後、約3週間~1年後に効果が顕著にあらわれ、1年程度にわたって効果の持続が期待できます。
1回の施術で効果が期待できますが、年齢や出産回数、膣圧(膣のゆるみ具合)により 個人差があります。
- 効果はどのくらい継続しますか?
- 膣ハイフの持続効果はおおよその目安で照射後から約1年と言われています。
2回目以降は1年毎にお受けいただくと、より持続効果を高めることができます。
症状が気になる方、引き締まった膣を維持したい方には、3カ月後と半年後の追加照射をおすすめしています。
- 施術中に痛みはありますか?
- 痛みの感じ方には個人差があります。痛みというよりはヒリヒリ感や圧迫感など、違和感を感じることがありますが一時的なものです。
注射やメスによる切開がないため、痛み、施術後の強い腫れ、ひきつれなどのリスクもなく、負担を抑えて治療を受けていただけます。
また、使用するハンドピースは産婦人科の超音波検査で使用するプローブと似た形状で細いため、挿入の痛みもほとんどありません。
- 膣ハイフ(yoni HIFU Linear)施術後のダウンタイムや注意点は?
- 膣ハイフ治療では膣表面の細胞にはほとんどダメージを与えることなく、ターゲットとする粘膜下層~筋層のみに作用するため、ダウンタイムがほとんどないことも特徴です。
シャワーは当日から、性交渉は3日後から可能です。
ただし腫れが強く出るリスクが上昇しますので、当日の飲酒や運動、入浴は避けてください。
- 膣ハイフ(yoni HIFU Linear) の安全性は?
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ハイフとは「高密度焦点式超音波治療法」のことをいい、肝臓がんや子宮がん、乳がん治療などの医療にも使用されている安全な医療機器です。
コラーゲン生成に最も適した60~70°Cの凝固点を作り、深く筋層に作用します。表層にダメージを与えることなく、組織の弾力アップやタイトニングの効果をもたらします。当院で導入されたヨニハイフリニアは、最新式のリニアタイプハイフです。
オート(全自動)で線状の照射が可能で、施術者による技術の偏りがありません。
適切な層に適切な加熱を与える設計がされているため、最小限の痛みで最大限の効果を実現することができます。
